お金の使い方には“品格”が出る 現金だけが“お金”じゃない。6つのお金のカタチを知る

お金の使い方には、
その人の品格や人間性がにじみ出る。
会社員時代の実体験と、
心に残った出会い、
現金だけにとらわれない
“お金の6つのカタチ”を知ったとき、
私自身「どう在りたいか」を
問い直し、お金について
思うところを綴りました。

目次

お金の使い方には“品格”が出る 現金だけが“お金”じゃない。6つのお金のカタチを知る

会社員時代に見えた「お金の使い方」


私が会社員をしていた頃、
お金の使い方って、
その人の品格がにじみ出るな

とよく感じていました。

たとえば、仕事終わりに
上司や同僚と飲みに
行った時のこと。

その場ではみんなで割り勘、
それは全然いいんです。


でも、夜も更けて2〜3人になった時に、
「ここは僕が出すよ」って
言ってくれる上司って、
やっぱり素敵だったんですよ。

お金を出してもらって、
ラッキーという感情じゃないんです。

「いつもありがとうね」とか
「頑張ってるよね」という、
ねぎらいの気持ち
言葉と一緒にお金にのせてくれることが、
ものすごく嬉しかった。


逆に、めちゃくちゃ貯金してて、
家のローンもない上司。
(しかも、役職めっちゃ上の人)

そんなお金を持ってるはずの人が、
細かく割り勘にこだわるのを見て、
「え…正直残念。」
って思っちゃったこともあります(笑)。
(性格が悪くてすみません)

お金の出し方にも、
“人としての器”が出るんだなぁ
って思った出来事でした。

気持ちよく出す人が、信頼を集める


会社員だった頃、
また別の上司の話。

一緒に帯同訪問しては、
「飲みにいこか!」と言ってくれる上司。

「今日は私が出しますよ」
と言うと、ニコッと笑って、
「それは下の子にしてあげて。」
って、さらっと言うんです。

もう、それがかっこよくて。

私は後輩と食事に行く時には
上司の仰せのとおりにしました。


言葉にも、お金を出す姿勢にも
“器の大きさ”がにじみ出てる。

やっぱりその上司は
周りからも信頼されてたし、
この人のためなら頑張ろうって思えたし、
後に役員になったと聞きました。
(役員になることが偉いんじゃないけれど、
 ひとつの基準としてのお話です。)


それから、会社を辞めた後の話。
ある日、元同僚から
「会わせたい人がいる」
と言われて連れて行ってもらったのが、
神戸老舗の中華料理レストラン。

そこには、ある会社の社長が。
なんとその日、その中華レストランの
オーナーを紹介していただき、
社長に食事までごちそうになり…

初対面だった私は、
その社長に驚いて聞いたんです。

「なんで私にこんなに
よくしてくださるんですか?」
って。

そしたらその社長がこう言ったんです。

僕もそうやって、たくさんの人にしてもらってきたから。

「キュン」としました。
もう涙が出そうなくらい感動しました。

これが“循環”ってことなんだなって、
体感した瞬間でした。

お金は“現金”だけじゃない


「お金って、現金だけじゃないんだよ」

最近たまたま流れてきた、
大嶋啓介さんのショート動画で
そう語られていて、
思わず手を止めて見入ってしまいました。

その動画で紹介されていたのが、
「お金には6つの形がある」という話。

お金の6つの形
① 言葉
(ありがとう、助かってるよ)

② 行動
(手伝う、助ける、時間を割く)

③ 物品
(プレゼントや贈り物)

④ 応援
(困ったときに力を貸す)

⑤ ご縁をつなぐ
(人を紹介・つなげる)

⑥ 現金
(私たちが「お金」と思っているもの)

これを知ったとき、
「あ、私、お金の“現金部分”しか
見えてなかったな」
って気づいたんです。


でも振り返ってみれば、
もらった「ありがとう」
言葉で何度も救われたこと、
時間を割いて話を聞いてくれたこと、
必要な時にふっと誰かを紹介してもらえたこと…

ぜんぶ、“とても価値あるもの”だった。

そして、それをしてくれる人って、
やっぱりうまくいってるし、
まわりに自然と人が集まってる。


お金は、“出せばなくなる”ものじゃない。

気持ちよく出せば、いろんな形で
巡ってくるものなんですよね。

私もこれからは、
言葉も、行動も、応援も、ご縁繋ぎも
大切にしていきたいと思っています。

心から納得してるかどうか


私の家は自営業で、
私は小さい頃から両親から
「安物買いの銭失いはするな」
とよく言われて育ちました。

「最初からいいものを買って、
手入れしながら長く使うほうがいい」

ってずっと聞かされてきたんです。

今思えば、それってすごく
ありがたかったなって思います。


たとえば、パソコンを買うとき。
「一番安いので」と言う人もいれば、
「スペック高すぎてもいいから
一番いいやつください」
っていう人もいて、
本当に人それぞれ。

特に仕事で使うものなら、
気分が上がるかどうかも大事。

使うたびに「ウッシャー!やるぞ!」
って思えるものの方が、
仕事にも気持ちが入るし、
いい循環になると思うんです。

たとえそれが5万、10万高かったとしても、
気持ちが満たされた状態で動けるなら、
その方が結果的に稼げるし、
自分のエネルギーも下がらない。

だから私は、自分が納得できる
使い方
が大事だと思ってます。

セール品は本当にお得?


会社員時代、スーツをセールで
買ったことがありました。

ジャケット・スカート・パンツの
3点セットで3万円くらい。

普段は10万近くするような
ものが格安で買えた!

ってそのときは喜んでいたんですけど、
あとから気づいたんです。


なんか、テンションが上がらない。

着るたびに
「やっぱりこっちじゃなかったかな」
ってどこか思ってる自分がいて、
「でも、せっかく買ったから着なくちゃ」
という義務感にさいなまれ。

結果的にタンスの肥やしに
なってしまったんですよね。

それ以来、
「セールだから買う」はやめました。
安くても“ときめかないもの”は買わない。


少し高くても「これめっちゃ好き!」
って思えるものを持ってた方が、
毎日がワクワクするし、
自分をご機嫌にできる。

パソコンもスーツもそう。
結局、自分が心から「これがいい」
と思えないと、使っていても気持ちよくないし、
何より“稼ぐエネルギー”が湧かない。

タダでもいらないものは、いらない。

お金って感情の乗ったエネルギーだから、
「ときめきのある使い方」が一番、
人生を動かすと思ってます。

自分がご機嫌が一番


私が大切にしているのは、
「いってらっしゃい」って
気持ちよく送り出せるお金の使い方。


出すときにケチケチしてたり、
渋々感があったら、たぶんお金も
「帰るの嫌だなぁ」って
なかなか戻ってきてくれない
と思うんです(笑)。

そうじゃなくて、
「ありがとうね、いってらっしゃい!」
って気持ちよく出したお金って、
不思議と、別の形になって
ちゃんと戻ってくる気がする。

それが“現金”じゃなくても、
“言葉”や“ご縁”や“応援”
という形で返ってくる。


だから私は「お金は貯めるもの」ではなく、
「気持ちよく巡らせるもの」

それに何より、自分がご機嫌だったら、
人生ってだいたいうまくいく
と私思ってます。

友達と「ご飯行こう!」ってなったとき、
「今日私が出すね!」って
自然に言えるくらいの気持ちでいたいし、
そのほうが自分の心も豊かになる。

そう、お金って“手元の数字”だけじゃない。


“どう使うか”が、その人の生き方や
心の姿勢を映し出す
のだと思うんです。

私も完璧にできているわけじゃないけれど、
これが、今の私の「お金の価値観」。

今日も自分のときめきと
ご機嫌を大事に
しながら、
お金を巡らせていこうと思っています。

まとめ お金の使い方に品格が出る


お金の使い方には、
その人の価値観や心の姿勢が表れます。

現金だけじゃない。

「ありがとう」の言葉や、
そっと差し出す手、
誰かを紹介する行動も、
すべて“お金の形”なんですよね。

だからこそ、大切なのは
「どんな気持ちでお金を使うか」。

ときめかないものに
無理にお金を払う必要なんてありません。


自分が本当に「これが好き!」
「これに感謝したい!」
と思えるものに、
気持ちよく送り出せるお金こそが、
また違う形でめぐり返ってくるのだと。

結局、人生を豊かにするのは、
“金額”じゃなく“真心”。

ご機嫌な自分でいるために、
心から納得できるお金の使い方を、
これからも大切にしていきたいです。

あなたが“ときめいて”使ったお金、
最後はいつでしたか?

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この記事を書いた人

・元銀行員
・中華料理教室主宰


個人事業主向けにLP制作を中心とした集客のサポートをコンサル、文章作成、写真・動画撮影、LPデザインまでワンストップでサポート。LPクリエイターの育成もスタートさせました。

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